エピオスエコシステム
池袋駅東口徒歩7分・東池袋駅徒歩2分にある歯医者「シールズデンタルクリニック東池袋院」では、院内感染予防のために、残留塩素濃度補正装置(エピオスエコシステム)を導入しています。治療中には、飛沫感染や出血・唾液の歯科機材への逆流による院内感染のリスクがありますが、エピオスエコシステムによる殺菌水を院内に供給することで、そのリスクを低減しています。この殺菌水は、ご自宅用にタンパク質分解型除菌水(ポイックウォーター)としてもご提供しており、口腔ケアに役立てていただけます。バイオフィルムやプラークの除去効果があり、口のネバつきや歯のザラつきが気になる方は、ぜひご相談ください。
エピオスエコシステムとは?
エピオスエコシステムは、歯科ユニットを含む院内の水路に供給するため、高い除菌力と安全性を兼ね備えた除菌水を生成する装置です。これにより、安心で安全な治療を連続的に提供することが可能となります。このシステムを導入することで、診療チェアで使用する水、患者さまがうがいに使う水、さらには手洗いの水に至るまで、すべてに高い除菌力と安全性を持つ除菌水が利用できます。
エピオスエコシステムの特徴
- 除菌力を調整:残留塩素濃度を3段階で切り替えられるため、治療に応じた除菌力の調整が可能です。
- 安心で安全:水道法や下水道排除規準にも合致しており、安心で安全は除菌水を使用できます。
歯を削るタービンは水を吸い込む?
歯を削るために使用されるタービンは、歯科治療で欠かせない器具です。タービンは高速回転するドリルのような器具で、むし歯を削ったり、歯の形を整えたりする際に使用されます。しかし、このタービンには治療中に水を吸い込む可能性があることをご存じでしょうか?
タービンは通常、水を噴射しながら歯を削ります。この水は、歯を削る際に発生する熱を抑えるための冷却や、削りカスを洗い流す役割を果たします。ところが、タービンが停止する際、内部の負圧によって水を逆流させ、口腔内の唾液や血液、そして細菌を器具内に吸い込んでしまうことがあります。これを「サックバック現象」と呼びます。
この現象が起こると、次にタービンを使用する際に、吸い込んだ汚染物質が再び口腔内に噴出されるリスクがあります。これにより、院内感染のリスクが高まる可能性があるため、歯科医院ではこの問題に対して細心の注意を払っています。
対策として、先進のタービンを使用するようにしています。先進のタービンには逆流防止機能が搭載されており、サックバック現象を防ぐよう設計されています。また、タービンの内部を定期的に洗浄・消毒することも重要です。さらに、使用後のタービンはオートクレーブ(高温高圧滅菌器)でしっかりと滅菌します。これにより、器具内に残った細菌やウイルスの除去が可能となり、次回使用時の感染リスクを大幅に減らすことができます。
それらをすべて実施するでけでなく、当院では、前述のエピオスエコシステムを挿入しています。後述しますが、口腔内の菌などを器具内に吸い込んでしまい、ユニットの給水タンクが汚染されてしまわないよう、殺菌水によって殺菌できるようになっています。
歯科診療チェアの給水ユニットの汚染問題?
歯科診療チェアの給水ユニットは、長期間の使用や水が通るチューブの劣化、さらには治療中の血液や唾液の逆流が原因で、細菌やウイルスに汚染されるリスクがあります。実際、米国のCBSやABC、日本の東京医科歯科大学や日本大学による調査でも、歯科診療チェアの水質汚染が深刻な問題として報告されています。中には、水1ccあたり10万個以上の菌が検出されたケースもあることが確認されています。
このような水質汚染は、患者さまの健康に重大な影響を及ぼす可能性があるため、歯科医院ではその対策が非常に重要視されています。そこで当院では、エピオスエコシステムを導入しています。このシステムは、独自の設計と技術により、強力な殺菌効果を持つ除菌水を生成し、診療チェアの給水ユニット内の水質を常に清潔に保つことができます。
エピオスエコシステムの導入により、診療中の水質汚染のリスクを大幅に低減し、安全かつ衛生的な治療環境を提供することが可能となります。このシステムは、連続して除菌水を供給することで、常に清潔な状態を維持し、院内感染のリスクを最小限に抑えることができます。患者さまが安心して治療を受けられるよう、私たちは徹底した衛生管理を行っています。
エピオスエコシステムの除菌水
エピオスエコシステムによって生成されるエピオスウォーターは、洗浄と殺菌という二つの重要な機能を兼ね備えた「歯科用機能水」です。この水は、口腔内に付着したプラークや細菌などを効果的に分解・洗浄した後、さらに強力な殺菌力を発揮します。エピオスウォーターの主成分は次亜塩素酸(HCIO)で、これは人間の血液中に存在する免疫成分と同じものです。この次亜塩素酸は、高純度の塩と水を電気分解することで生成されており、非常に高い安全性を誇ります。
さらに、この次亜塩素酸は、食品業界でも広く使用されている成分であり、人体に対して無害であることが確認されています。したがって、歯科治療においても安心して使用することができ、患者さまの健康を守るための強力なツールとなっています。エピオスウォーターは、通常の水では除去しきれない細菌やウイルスに対しても優れた効果を発揮し、口腔内を清潔に保つだけでなく、治療の際に発生するさまざまなリスクを低減する役割を果たします。
このように、エピオスウォーターは、安全性と効果性を両立させた画期的な歯科用水であり、当院では患者さまの安心と健康を第一に考え、このエピオスウォーターを用いた治療を提供しています。エピオスウォーターは、衛生管理の観点からも非常に優れています。